南九州発 新技術説明会 2008年11月13日(木)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
131

エネルギー
酸化チタンと導電性高分子を用いた光で充電できる蓄電池(光蓄電池)
Photo-Rechargeable Battery (PRB) using titanium dioxide and conductive polymer
13:40〜14:10
鹿児島大学 工学部 電気電子工学科
 助教 野見山 輝明
http://www.eee.kagoshima-u.ac.jp/~miya-lab/index.html
新技術の概要
従来の2セル型(太陽電池+蓄電池)ではなく、光発電能と蓄電能を兼ね備えた光蓄電電極を持つ1セルで光で充電できる蓄電池の開発を行っている。光蓄電電極は、酸化チタンと蓄電材料となる導電性高分子の複合材料である。
従来技術・競合技術との比較
本技術は1セル2電極(光蓄電極+対極)型であるのに対し、他機関では1セル3電極(光発電極+蓄電極+対極)型が研究されている。本技術の方が小型化・フィルム化が容易であるが、他機関の方が現状で光による蓄電効率は高い。
技術の特徴
・1セル2電極(光蓄電極+対極)型のシンプルな構成で光による蓄電を可能にしている。
・可撓性が高く作製プロセスが多様な導電性高分子を主たる電極材料とするため、フィルム化が容易で形状の自由度が高い電池となる。
・酸化チタンの光による酸化還元力で蓄電反応を起こすスキームとそのスキームを実現する電極構造の構築を行っている。
想定される用途
・小電力小型電子機器(センサー等)の電源
・配電線や充電作業を必要としないメンテナンスフリーなスタンドアロン電源

pdf当日配布資料(4.6MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
132

ライフサイエンス
ブレイン・マシン・インターフェースを実現する電極
A novel electrode for brain machine interface
14:10〜14:40
宮崎大学 医学部 医学科
 助教 國武 孝人
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
本技術は金属と電解質溶液との界面の特性を変化させるものであり、従来型の電極では難しかった神経活動の記録が、本技術で作成した電極により確実に、また高振幅の細胞外活動電位として長期間連続的に可能となった。
従来技術・競合技術との比較
金属微小電極を脳に刺入し、直接神経活動を記録する方法は存在したが、信号雑音比が小さく、また長期間安定して記録することが出来なかった。そのため、背景雑音から目的の神経活動を弁別するために各種のコンピュータ処理システムが開発されてきた。本技術により神経活動の振幅が10倍以上になったため弁別は極めて簡単になった。
技術の特徴
・本技術により作成した電極では個体間の性能差が極めて小さくできた。
・神経活動の振幅が従来型の10倍以上になり最大で 2.5 mV になった。
・電極を一箇所に数ヶ月以上留めた場合、振幅に変動は見られるものの最低200μV以上の活動が連続して記録可能である。
想定される用途
・ブレイン・マシン・インターフェース
・動物実験および臨床用神経活動記録・刺激電極
・筋電図、心電図、誘発電位用電極(単独、マッピング)
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:電極

pdf当日配布資料(10MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
133

ライフサイエンス
腫瘍細胞やウイルス感染細胞を排除する細胞の活性測定法
A new assay method for the activity of cells which kill tumor cells and virus-infected cells
14:40〜15:10
宮崎大学 農学部 応用生物科学科
 准教授 江藤 望
http://www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~abs/
新技術の概要
ナチュラル・キラー(NK)細胞は、腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞の排除を行っている。株化されたNK細胞を利用することで、NK細胞を賦活する成分のスクリーニングを、大規模且つ簡便に行う方法。
従来技術・競合技術との比較
従来は、健常人から採血して得た末梢血単核球を用いてNK活性を測定していた。@これは大量に調製することが困難な細胞であるため、大規模なスクリーニングを行うことは出来なかった。A測定結果がドナーの健康状態に影響を受けていた。新技術では、これらを解決している。
技術の特徴
・実験規模を大きくできる(細胞を容易に調製できる)
・ドナーの健康状態等に影響を受けない
・NK細胞への直接活性のみを測定できる
想定される用途
・NK活性賦活成分(機能性食品素材)のスクリーニング
・食品の加工に伴う機能性成分の失活のモニター
・薬理成分のスクリーニング

pdf当日配布資料(2.5MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
134

ナノテク・材料
従来の鉛フリー銅合金に替わる新しい鉛フリー銅合金
Advanced Lead-Free Copper Alloy
15:20〜15:50
鹿児島大学 大学院理工学研究科 ナノ構造先端材料工学専攻
 教授 末吉 秀一
http://www-nano.eng.kagoshima-u.ac.jp/
新技術の概要
銅合金溶湯に二硫化モリブデンを添加し、反応によって素地中に硫化銅を分散させ、それを固体潤滑剤として機能させることによって被削性を向上させた新しい鉛フリー快削銅合金とその製造方法
従来技術・競合技術との比較
現有の鉛フリー銅合金には、稀少金属であるビスマス等が添加されており、地球環境への負荷の増大、コスト高等、多くの問題が指摘されている。当該材料は、これらの問題点を改善すると共に、これと同等の被削性および機械的性質を有している。
技術の特徴
・快削成分は硫化銅
・溶湯への添加剤は二硫化モリブデン
・被削性および機械的性質は従来の鉛フリー銅合金と同等
想定される用途
・水道器具
・被削性が要求される銅合金使用機器
関連情報
・サンプルの提供可能

pdf当日配布資料(3.3MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
135

製造技術
加工食品の原料として利用するエビの殻の軟化処理方法
Softening Treatment of Shrimp Shell as Material for Processing Food
15:50〜16:20
鹿児島大学 水産学部
准教授 進藤 穣
http://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/
新技術の概要
底曳網漁により、小型のエビが混獲される場合、頭と殻の除去に手間が掛かり、その上安価である理由から廃棄される場合がある。また、シラエビのように殻むき機械を導入した場合、既存の機械を利用することが不可能で、改良のためのコストが膨大に掛かる。殻むき作業をせずに、天然由来の粗酵素液および有機酸緩衝液を用いて殻を軟化処理することで、小型エビを加工食品の原料として有効に利用する。
従来技術・競合技術との比較
従来、シラエビの殻を軟化させる方法として、一旦凍結後、酸に浸漬し、アルコール液に浸して脱酸処理を行なう方法や酵素アクチナーゼを用いる方法が示されているが、エビの味覚や生鮮度にどのように影響があるか不明である。本方法では、生鮮度低下および味覚への影響を考慮した殻の軟化処理方法である。
技術の特徴
・青果物の未利用部から抽出した粗酵素液を利用
・味覚への影響を考慮して、有機酸緩衝液を利用
・軟化処理中におけるエビの生鮮度低下を抑制
想定される用途
・クリームコロッケようなエビの風味を活かした惣菜の原料

pdf当日配布資料(1.7MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
136

環境
光触媒を用いたバイオマスの利用
Production of valuables from biomass making use of a photo-catalyst
16:20〜16:50
宮崎大学 工学部 物質環境化学科
 教授 田畑 研二
http://www.chem.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
草本、木質系バイオマスに含まれるリグニンを常温・常圧の反応条件で可視光で使える光触媒を用いて解離し、その後セルラーゼ等の分解酵素を用いて糖化する技術。
従来技術・競合技術との比較
草本、木質系バイオマスに含まれるリグニンの処理は強酸処理、塩基処理、超臨界法などが検討されているがそれぞれに課題があり、実用化されている技術はない。本法は常温、常圧のゆるやかな反応条件で、太陽光に多く含まれる可視光を利用できる光触媒を用いてリグニンの解離を行うものである。その後セルラーゼ等の分解酵素を用いて糖化する。
技術の特徴
1.常温、常圧の環境に優しい反応条件で糖化できる。
2.太陽光を利用できる省エネ型の糖化技術である。
3.酸、塩基処理法と異なり後処理の必要がなく、何回でも使用できる。
想定される用途
1.草本系、木質系バイオマスからのバイオエタノール生成プロセスの前処理工程として使用できる。
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:光触媒を使った糖類の製造方法

pdf当日配布資料(5.9MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
137

環境
廃電子部品からのインジウム、ガリウム、亜鉛の高選択的回収技術の開発
Highly Selective Recovery of Indium(III), Gallium(III), and Zinc(II) from Waste Electrical and Electronic Parts
16:50〜17:20
宮崎大学 工学部 物質環境化学科
 教授 馬場 由成
http://www.chem.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
インジウム、ガリウムは亜鉛精錬残渣中に含まれており、大量の亜鉛が含まれている溶液からのインジウム、ガリウムの選択的分離を行える抽出剤の開発に成功した。
従来技術・競合技術との比較
亜鉛精錬残渣中に含まれているインジウム、ガリウムは、現在イミノ2酢酸型樹脂によって分離されているが、インジウム・ガリウムと亜鉛との分離は可能であるものの、インジウムとガリウムの分離はできない。一方、今回開発した新規な抽出剤は、インジウム、ガリウム、亜鉛をそれぞれ分離することができる抽出剤である。
技術の特徴
・インジウム、ガリウム、亜鉛の相互分離がpHを操作するだけで平衡論的に分離できる
・本抽出剤は固体の樹脂に含浸させることによって、カラム操作もできる
・抽出されたインジウム、ガリウム、亜鉛は塩酸溶液で容易に回収でき、抽出剤の再利用ができる
想定される用途
・亜鉛精錬残渣からのインジウム、ガリウムの高選択的分離材として使用できる
・ITO(Indium Tin Oxide)ターゲット材スクラップからのインジウムの回収材として利用できる
関連情報
・サンプルの提供可能
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:ホスフィン酸を配位子とするキレート抽出剤

pdf当日配布資料(892KB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
-

交流会(1,000円)
17:30〜19:00
説明者を始め、鹿児島大学、宮崎大学、鹿屋体育大学、鹿児島TLO、みやざきTLOにおける産学連携・技術移転担当のコーディネータ、スタッフの面々や鹿児島県、宮崎県の関係者が多数参加いたします。この機会に、『南九州』との交流を深めていただきたいと思いますのでお気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちら

閉じる
 






南九州発 新技術説明会 2008年11月14日(金)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
141

ナノテク・材料
真空紫外光を用いた極薄膜の作製
Ultra thin film fabrication using VUV radiation
10:30〜11:00
宮崎大学 工学部 電気電子工学科
 教授 横谷 篤至
http://www.miyazaki-u.ac.jp/~deee_01/
新技術の概要
半導体プロセスにおいて熱を利用しないで行う処理技術は、低コスト、低ダメージの観点から開発が求められている。本技術ではアンモニアとシランガスを原料に用いることにより室温付近の低温で窒化膜を形成する方法を提案した。
従来技術・競合技術との比較
従来の技術では主に高温による処理が中心とされてきた。半導体は熱に弱く、加熱すると歩留りが悪くなる上に、加熱のためのエネルギーを要し、省エネルギーの観点からも低温で行うことにメリットがある。
本技術は原料ガスに応じた波長を用いることで低温でのSiNx薄膜の作製を可能にする。
技術の特徴
・光化学反応を用いた低温ドライプロセスであること。
・ナノメーターレベルの極薄膜の作製に適している。
想定される用途
・半導体ゲート酸化膜などの部分窒化層の形成など
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:薄膜作製方法

pdf当日配布資料(1.7MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
142

ナノテク・材料
高比表面積水酸化ニッケルの合成とナノシートおよびヘキサゴナルプレートへの変換
Synthesis of high-surface-area Ni(OH)2 and its transformation into nanosheets and hexagonal nanoplates
11:00〜11:30
宮崎大学 工学部 物質環境化学科
 准教授 酒井 剛
http://www.chem.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
200m2/gを超える高比表面積水酸化ニッケルを合成する手法を確立し、それを150m2/g以上の比表面積を有するナノシートおよびマイクロレベルの大きさを有するヘキサゴナルプレートに変換する技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
これまで報告されている水酸化ニッケルに比べて格段に大きな比表面積値を有するナノシートおよびマイクロレベルで形状が制御されたヘキサゴナルプレートを用いることにより、二次電池用正極材料の高性能化を目指す。
技術の特徴
・200m2/g以上の高比表面積を有する水酸化ニッケル
・150m2/g以上の高比表面積を有する水酸化ニッケルナノシート
・厚さが20〜500nmの水酸化ニッケルヘキサゴナルプレート
想定される用途
・二次電池用正極材料
・キャパシタ用電極材料
関連情報
・サンプルの提供可能
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:水酸化ニッケルナノシートおよびその製造方法、水酸化ニッケルヘキサゴナルプレートおよびその製造方法

pdf当日配布資料(21MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
143

製造技術
基本的な素子だけで複雑な識別をおこなう電子回路
Electronic Circuit with Complicated Identification Function Only by Basic Elements
11:30〜12:00
川内職業能力開発短期大学校 電子技術科
 講師 寺村 正広
http://www.ehdo.go.jp/kagoshima/sendai/
新技術の概要
マイクロプロセッサを利用せず、基本的な回路素子のみで、従来より複雑な識別が可能な電子回路である。例えば、二つの測定値のうち、一つの測定値によって他方の許容誤差の範囲が異なる識別、蓄電池に残された電力量を推定する識別、などの複雑な識別が可能である。
従来技術・競合技術との比較
複雑な識別を行う場合、従来、マイクロプロセッサとソフトウェアを用いる。その他、メモリ、AD、DA変換素子、ソフトウェア、ソフトウェアの動作テスト、なども必要である。提案の回路は、ソフトウェアを必要とせず、基本的な素子だけの回路であり、機器への組み込みが容易である。
技術の特徴
・回路のみで複雑な識別が可能である。
・基本的な素子だけの回路であり、マイクロプロセッサ、AD、DA変換、メモリ、などの素子が不要である。
・ソフトウェアを必要としない。
想定される用途
・ある計測値に応じて、他の計測値の許容範囲が異なるような製品の検査
・計測する位置によって、許容される誤差が異なるような製品の検査
・蓄電池に残された電力量の推定

pdf当日配布資料(1.1MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
144

ライフサイエンス
筋肉の新規タンパク質の発見及びそのmRNAの測定方法
The finding of novel proteins in skeletal muscle and the method for the specific measurement of mRNA of the proteins.
13:20〜13:50
鹿屋体育大学 体育学部 スポーツライフスタイル・マネジメント系
 教授 松田 貞幸
新技術の概要
本発明である筋肉の新規タンパク質は、ミトコンドリアに局在するα−ケトグルタル酸脱水素酵素複合体の一成分酵素であるジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素遺伝子の選択的スプライシングの産物である。二種類のアイソフォームがあり、mRNAを特異的にRT−PCRでスクリーニングする方法を確立した。 
従来技術・競合技術との比較
医療及び畜産関連分野など幅広く利用できる可能性を有している新技術である。
技術の特徴
・先天的な原因不明の筋肉・心筋疾患の診断の検出に有効である。
・家畜の肉質検査への利用が可能
想定される用途
・医療用の診断用途
・家畜の鮮度等を含む肉質検査
・本新規タンパク質の抗体の製造

pdf当日配布資料(1.6MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
145

製造技術
省タングステンで長寿命の切削加工用二層構造超硬チップ
Long-lived and Tungsten-saved Cutting Tool Chips Two-layed with Thin Sintered Carbide Plate on Rake Face
13:50〜14:20
鹿児島大学 工学部 機械工学科
 教授 近藤 英二
新技術の概要
超硬合金の薄板の表層と高速度鋼の母材からなる二層構造を特徴とする切削チップで、タングステン使用量が大幅に減り、また工具摩耗の増加に伴う切削抵抗(温度)の上昇を抑制することで工具寿命が大幅に長くなっている。
従来技術・競合技術との比較
従来の超硬合金(JIS M20 K10)を使った切削チップ(厚さ約6mm)に比べ、同じ寸法のチップであれば超硬合金の使用量は1/10以下、タングステンカーバイトの割合は1/7以下であるが、工具寿命は2倍以上である。
技術の特徴
・従来の超硬チップに比べ、タングステンの使用量は1/7以下である。
・工具摩耗に伴う切削抵抗、切削温度の上昇が小さい。
・従来の超硬チップ(JIS M20 K10)に比べ、工具寿命は2倍以上である。
想定される用途
・ステンレス鋼などの難削材の荒削り加工(旋盤加工)
・ドリル加工
・その他の切削加工
関連情報
・サンプルの提供可能

pdf当日配布資料(1.3MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
146

ライフサイエンス
骨力学構造欠陥生体計測器と骨粗鬆症予防器
Measuring instrument of mechanical structural defect of bone in vivo and pre ventive instrument of Osteoporosis
14:20〜14:50
鹿児島大学 理学部 物理科学科
 教授 立野 洋人
新技術の概要
近年骨密度が正常でも骨折する骨構造欠陥型骨粗鬆症が知られ、捩れ振動と縦振動の骨音速でポアソン比として骨を評価した。骨粗鬆症の予防は歩行成分低周波による100%変調超音波で構成した擬歩行運動負荷により行う。
従来技術・競合技術との比較
従来技術では超音波やX線の透過量で骨密度として評価され、骨構造欠陥型骨粗鬆症を評価できない。運動軽減負荷ラットの骨は負荷回復後も骨密度は回復するが骨構造は回復しない実験結果があり、常に運動負荷をかける必要がある。
技術の特徴
・骨構造欠陥型骨粗鬆症を評価できる(骨密度の欠損も骨構造欠陥であり、計測可能)
・10Hz前後の擬歩行負荷を超音波振動子でコンパクトに形成でき、仕事椅子や自動車等の床・座面・アクセルペダルに取付け可能
・擬歩行負荷は低周波変調した超音波で加振し生体内の緩和現象で低周波変換するため、環境に対して可聴音波振動の放出がない
想定される用途
・骨構造欠陥型骨粗鬆症の評価
・長期臥床患者・運動不足の人・閉経後の女性への40%程度の運動負荷増強
・仕事椅子や自動車等の床・座面・アクセルペダルへの装着、無重力宇宙空間居住者への擬歩行負荷器
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:擬歩行負荷による骨粗鬆症様変化の予防器具

pdf当日配布資料(3.6MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
147

ライフサイエンス
癌への遺伝子・ウイルス治療薬と肝疾患への再生医薬
Innovative gene-virus-therapy for cancer and regenerative medicine for liver diseases
15:00〜15:30
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学
 教授 小戝 健一郎
http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~anatomy2/
新技術の概要
革新的な癌治療薬となる高度なウイルス/遺伝子治療薬を、作製の基盤技術から独自開発し、具体的な癌治療薬も開発した。新規の増殖因子のHB-EGFが、強力な肝障害阻止・再生能を持ち肝疾患への革新的治療薬となることを見いだした。これらシーズでバイオ・医薬の総合的な事業を目指している。
従来技術・競合技術との比較
癌へのウイルス・遺伝子治療薬は、バイオ受託事業を可能にする唯一の作製技術で、癌医薬としての性能も従来技術を遥かに凌ぐ。HB-EGF肝再生医薬は従来の研究レベルで最高のHGFを治療効果で凌ぐ。
技術の特徴
1.ウイルス/遺伝子治療薬は癌への革新的治療薬として開発が期待されているが、効率的作製技術がないため医薬の研究開発は非効率で、試薬事業化も不可能であった。我々は従来技術を医薬性能で凌ぐ高度なウイルス/遺伝子治療薬を効率的に作製できる画期的基盤技術を初めて開発し、さらに癌治療薬も研究開発し、 試薬から医薬までの総合的な事業計画を進めている。
2. 肝疾患への既存の医療は対症療法にすぎない。我々は増殖因子のHB-EGFが、(HGFより強力に)肝障害阻止と肝再生治癒を誘導することを見出した。これは肝疾患根治医薬の増殖因子製剤として市販化が見通せるシーズである。これらの技術、事業化の展望を紹介する。
想定される用途
1. 医薬(癌、肝疾患)
2. 癌治療や分子生物学の研究に活用できる独自ベクターの受託作製販売
関連情報
・外国出願特許あり

pdf当日配布資料(3.6MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
148

環境
廃棄ガラス繊維強化プラスチックを用いた多孔質セラミックスの製造方法
Manufacturing processes of porous ceramics by reuse of waste glass fiber reinforced plastics
15:30〜16:00
宮崎大学 工学部 機械システム工学科
 助教 木之下 広幸
http://www.miyazaki-u.ac.jp/mech/
新技術の概要
本発明は、粘土に廃棄されるガラス繊維強化プラスチックを混合して焼成することにより、プラスチック成分を分解し、残留するガラス繊維により強化された高強度かつ軽量な多孔質セラミックスの製造方法を示したものである。
従来技術・競合技術との比較
これまでに廃棄FRPの破砕物と熱硬化性樹脂との混合物をプレス加工して床材、舗装材ブロックとする技術が提案されている。本発明は、多用されている熱可塑性樹脂の廃棄FRPについて有効利用を可能にする技術である。本発明では、ガラス繊維の高強度な特性を考慮した製造方法により、軽量、高強度かつ透水性を有する多孔質セラミックスが製造可能である。
技術の特徴
・従来、有効活用が困難であったガラス繊維を含む廃棄プラスチックの再利用が可能である。
・本発明に係るセラミックスの製造方法によれば、軽量であると共に、強度の高い多孔質セラミックスを製造することができる。
・この製造方法では、専用ではなく一般的な粘土が利用できるので安価に製品を作ることができる。
想定される用途
・高強度多孔質タイル
・舗道用吸水性ブロック
・植木鉢等の焼き物
関連情報
・サンプルの展示は可能、試作については費用がかかるため要相談
J-STORE掲載特許情報
・発明の名称:廃棄ガラス繊維強化プラスチックを用いた多孔質セラミックの製造方法

pdf当日配布資料(14.9MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
 
149

環境
雨水等を用いたビル壁面等の冷却装置-ビル空調電力等の省エネ型環境改善装置-
A Cooling Device on a Building Wall using Rain Water Evaporation- A Sustainable and Ecological Device for Saving of Air-Conditioner's Electric Energy -
16:00〜16:30
鹿児島大学 工学部 機械工学科
 教授 門 久義
新技術の概要
本技術は、水の蒸発潜熱を利用したビル外壁面等からの冷却放熱技術である。壁面には極細のポリエステル繊維を用いた不織布を貼り付け、水を湿潤させることにより壁面から放熱する。水の消費量は1時間・1m2当り12リットル程度で、他に所要動力を必要としない。実験結果から試算すると、壁面温度50℃、気流温度35℃、壁面への平行気流速が2m毎秒の場合、40m2の壁面から約82kWの放熱が可能となる。
従来技術・競合技術との比較
既存の屋上・壁面緑化技術では、基本的に草木や苔の植栽が行われている。屋上緑化においては、草木への水供給のために地面下に不織布を埋設するなどの方法が取られている。壁面の冷却においては、外側に格子状の日除けを設置する方式、枠組を設置してプランターによる植物の植栽、苔パネルの取り付け、水膜の流下による窓ガラスの冷却などがある。これらはいずれも保守・点検がかなりの負担となり、また所要エネルギーも比較的大きい。
技術の特徴
1.ビル壁面冷却装置のために消費される駆動エネルギーがほとんどない
2.ビル壁面等への取り付け方法が比較的容易で低コストである
3.消費する水量は1m2当り1時間に約12リットルと非常に少ない
想定される用途
1.低層のオフィスビル、量販店の店舗ビル、コンビニエンスストア、駐車場ビルなどの外壁への取り付け
2.曲面形状を持つ壁面、強度不足のために屋上緑化が不可能なビル屋上、金属外板の構造物への取り付け
3.不織布に広告やデザイン画を描いたものを利用し、プレゼンテーションと放熱の相乗効果も可能
関連情報
・希望により有償で施工可能

pdf当日配布資料(1.7MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
展示
鹿児島大学、宮崎大学、鹿屋体育大学、鹿児島TLO、みやざきTLOにおける産学連携の取り組みや当日説明以外の技術シーズなどを紹介。この他、地域の特色・観光情報など『南九州(鹿児島・宮崎)の魅力』をたっぷりご紹介します。
科学技術振興機構では、大学の技術シーズが一括して検索できるe-seeds.jp<技術シーズ統合検索システム>やJ-STORE、JDreamUといったデータベースのデモを行い産学連携のきっかけ-シーズとの出会い-を支援します。また、シーズを活用した産学連携による研究開発を支援するJSTの最適な公募事業を紹介しますので、ぜひお立ち寄りください。





<連携・ライセンスについて>
鹿児島大学 産学官連携推進機構 知的財産部門
TEL:099-285-3881  FAX:099-285-3886
mail tizai@kuas.kagoshima-u.ac.jp
 
宮崎大学 産学連携センター 知的財産部門
TEL:0985-58-7592   FAX:0985-58-7793
mail chizai@of.miyazaki-u.ac.jp
 
鹿屋体育大学 学術図書情報課 産学連携・知的財産係
TEL:0994-46-4820   FAX:0994-46-4517
mail chizai@nifs-k.ac.jp