つなぐしくみ 新技術説明会 2011年1月13日(木)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
1301

触媒
リーチングの無い? クロスカップリング用パラジウム SAPd
Development of SAPd, the Pd material for cross-coupling, with no Pd leaching
10:40〜11:10
北海道大学 大学院薬学研究院 准教授 有澤 光弘
http://www.pharm.hokudai.ac.jp/yuuki/index.html
新技術の概要
太陽電池材料、色素、医薬品の製造にPd触媒は幅広く使われているが、高活性で繰返し使え、反応系内に漏洩するPd量の少ない固定化技術は開発なされていない。申請者らは、この問題を解決する新しい耐熱性3R(リデュース、リユース、リサイクル)金薄膜固定化Pd、SAPd の開発に成功した。
従来技術・競合技術との比較
SAPd は従来の均一系触媒と不均一系触媒の長所のみを掛け合わせた新しい概念の触媒である。即ち、SAPdは繰返し利用においても高い活性を維持しているだけでなく、金属漏洩量がppbレベルと世界最小レベル(従来技術はppmレベル)である点、耐熱性・耐薬品性や加工性にもすぐれている点で従来技術に対して新規性・優位性がある。
新技術の特徴
・リーチング量は文献誌上最小レベル(1桁ppbレベル)
・繰返し利用可能(数十回 理論的には千回可能)
・ピンセットでつまめる
想定される用途
・機能性分子製造用Pd
・液層コンビナトリアル合成用Pd
・マイクロリアクター用Pd
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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1302

触媒
機能性材料や医農薬中間体等の合成に有用な新規固定化酸化オスミウム触媒
New Immobilized Recyclable Osmium Catalyst
11:10〜11:40
産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 分子触媒グループ 主任研究員 藤田 賢一
新技術の概要
オレフィンのジヒドロキシル化反応に利用可能な、充分な触媒活性と易リサイクル性を兼ね備えた固定化酸化オスミウム触媒を開発した。
従来技術・競合技術との比較
従来の固定化酸化オスミウム触媒は固相上での固定化のため活性の低下がみられる。本触媒は、ナノサイズの支持体に酸化オスミウムを固定化しているため、良好な活性が発現され、かつ容易に回収、再利用される。
新技術の特徴
・均一系触媒でありながら回収、再利用が可能
・磁石に吸い寄せ回収可能な固定化酸化オスミウム触媒
・ナノサイズ支持体への固定化に基づく良好な触媒活性
想定される用途
・医農薬中間体
・油化学製品
・機能性材料

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1303

情報
形状記憶合金ワイヤの微小振動を利用した触覚呈示
A Tactile Display and the Presentation of Tactile Sensations Using the Micro Vibration of Shape Memory Alloy Wires
13:00〜13:30
香川大学 工学部 知能機械システム工学科 教授 澤田 秀之
http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~sawada/
新技術の概要
形状記憶合金の糸に微弱電流パルスを流すことによって振動を生成する、超省電力振動アクチュエータを利用した触覚呈示技術。触覚の高次知覚を利用し、様々な素材をなぞった感覚や、叩く、押す、こするといった触覚を呈示可能である。
従来技術・競合技術との比較
本アクチュエータは、皮膚表面の数μm程度の部位に微小振動刺激を与え、皮膚下の触覚受容器を効率よく刺激して触覚の幻覚を生起させるものであり、これまでに同様の原理で触覚感覚を呈示するディスプレイの提案はみあたらない。
新技術の特徴
・物体の様々なテクスチャや触覚感覚の呈示が可能な、触って感じるディスプレイ
・常時装着・携帯可能な触覚情報呈示装置、点字ディスプレイ
・触覚コンテンツデータベースの構築と触覚情報配信システム、双方向触覚通信システム
想定される用途
・タッチパネルに実装することにより、見て触って感じることが可能なディスプレイの実現
・手袋型、指輪型の常時装着・携帯可能な触覚呈示装置
・視覚障がい者のための点字ディスプレイ、触覚情報呈示装置
・痛みや神経麻痺、認知障害の診断機器
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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1304

触媒
活性度が向上された環境適応型新規有機酸化触媒
Highly effective organocatlysts for enviromentally friendly oxidation
13:30〜14:00
長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 分子創薬科学講座 教授
尾野村 治
http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/synchem/doc/index.html
新技術の概要
嵩高い立体構造を持つアルコール類を効率的に酸化することができ、化学構造上の安定性を有し、かつ環境調和性に優れた触媒を提供します。アザビシクロ骨格を有する本触媒は、アルコールに対する高い酸化効率を有しています。
従来技術・競合技術との比較
本触媒は有機酸化触媒として機能し環境調和性に優れます。TEMPOと比較し、立体障害が大きなアルコールに対する高い酸化触媒能を有し、化学構造も安定です。本触媒の構造は容易で不斉酸化触媒として機能することも可能です。
新技術の特徴
・電子ペーパー
・ラジカル電池
・リビングラジカル重合の不斉制御剤
・磁気共鳴用造影剤
想定される用途
・アルコールの(不斉)酸化触媒
・アミンの(不斉)酸化触媒
・2−ナフトールの(不斉)酸化カップリング触媒
J-STORE掲載特許情報
・含窒素レドックス触媒

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1305

環境
籾殻由来の低コスト高純度シリカ・ゼオライト原料の生産
Production of crude materiais for high-silica zeolites from rice husk ash by using smokeless combustion system
14:00〜14:30
愛媛大学 農学部 農学部技術長 尾上 清利
新技術の概要
新たに開発した無煙燃焼装置を利用して生成した籾殻の燃焼灰からハイ・シリカ・ゼオライトのZSM-5、ZNS -11を低コストで合成する技術を開発した。本技術によれば付加価値の高い高純度シリカ・ゼオライトが安価に生産可能であると同時に、産業廃棄物である籾殻の再利用が可能となる。
従来技術・競合技術との比較
これまでは、高純度ゼオライトは高額な試薬を用いて合成・生産されてきたが、本技術により産業廃棄物の籾殻灰を原料として高純度なZSM-5・ZSM-11の大量生産を可能にした。この結果、安価な高純度シリカゼオライトの提供と産業廃棄物の再利用が可能になる。
新技術の特徴
・安価な高純度シリカ・ゼオライトの生産が可能
・これを原料として合成されるZSM-11はNOxや吸着が困難なSOxに優れた吸着力がある
・ZSM11はこれまであまり研究されておらず、新技術の原料となる可能性がある
想定される用途
・高純度シリカを現在価格の10分の1の低価格にできる
・ディーゼル車から排出される酸化物の吸着・除去
・これまで開発されていない新たな用途開拓の可能性がある

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1306

アグリバイオ
疾患感受性遺伝子発現抑制を介するアレルギー疾患治療薬の開発
Developmrnt of therapeutics for allergic diseases suppressing allergic disease sensitive gene expression
14:30〜15:00
徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 分子情報薬理学分野 教授 福井 裕行
新技術の概要
抗アレルギー作用の伝承を持つ天然物医薬にアレルギー疾患感受性遺伝子発現抑制作用があることを見出し、天然物医薬由来アレルギー疾患感受性遺伝子発現抑制薬の単離、化学構造の同定に成功した。この薬物は新規アレルギー疾患治療薬開発のためのシーズとして有用である。
従来技術・競合技術との比較
現在のアレルギー疾患治療薬は抗ヒスタミン薬などのアレルギーシグナル遮断薬、及び、ステロイドである。アレルギー疾患感受性遺伝子発現抑制薬は全く異なる分子薬理機構を持ち、単独、及び、既存薬物との併用により高度なの症状改善が期待できる。
新技術の特徴
・本後術はプロテインキナーゼC−δ(PKC-δ)シグナル抑制による抗アレルギー作用であることが解明されている
・PKC-δ シグナル抑制による治療を西洋医薬、天然物医薬、及び、サプリメントによる方法が可能である。サプリメントよる治療法は安価であり、日常服用により発症予防が可能である
・PKC-δ シグナル抑制薬はガン、糖尿病、痴呆、うつ病など、種々の難治性疾患治療に有効である
想定される用途
・天然物由来 PKC-δシグナル抑制薬をシーズにするアレルギー疾患治療薬開発
・PKC-δ シグナル抑制性天然物の単独、及び、その他の抗アレルギー性天然物とのブレンドによる抗アレルギーサプリメントの開発
・PKC-δ シグナル抑制性天然物、及び、PKC-δ シグナル抑制薬によるガン、糖尿病、痴呆、うつ病治療薬開発
関連情報
・サンプルの提供可能

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1307

触媒
光学活性フェニルビスイミダゾリン-遷移金属錯体触媒の設計・合成とその反応
Design and synthesis of chiral phenylbisimidazoline-transition metal catalysts
15:10〜15:40
名古屋工業大学 大学院工学研究科 未来材料創成工学専攻 准教授 中村 修一
http://www.ach.nitech.ac.jp/~organic/shibata/shibata.html
新技術の概要
新しい不斉合成触媒として光学活性ビスイミダゾリンー遷移金属触媒を設計・開発した。この触媒を用いていくつかの不斉合成反応を検討した所、高収率・高エナンチオ選択性を与えることが明らかとなった。
従来技術・競合技術との比較
現在世界中で使用されている不斉合成用触媒としてビスオキサゾリンが挙げられる。広範囲の反応に適応可能である反面、電子的・立体的な調整が難しいと言う欠点があった。本触媒はその欠点を改善することが可能で、電子的立体的な微細な調整が可能となり、より広範囲の不斉合成反応に適応可能である。
新技術の特徴
・新しい不斉合成触媒として利用できる
・多くの遷移金属を用いて触媒調整が可能として利用できる
・触媒構造の電子的・立体的な調整が容易
想定される用途
・医薬品合成への展開
・化成品合成への展開
・光学活性物質の効率的不斉合成
J-STORE掲載特許情報
・光学活性フェニルビスイミダゾリン−遷移金属錯体触媒
関連情報
・サンプルの提供可能

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1308

アグリバイオ
新規膜融合型カテキンを用いた抗ウイルス・抗菌部材の開発
Development of antivirus and antibacterial agents using novel membrane permeable catechins
15:40〜16:10
大阪大学 産業科学研究所 医薬品化学研究分野 助教 開發 邦宏
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/~kunihiro/index.html
新技術の概要
緑茶カテキンの主成分エピガロカテキンガレート(EGCG)へ種々脂肪酸を位置選択的に導入する手法を開発し、EGCGの化学安定性、代謝安定性、ウイルス・細菌膜親和性を高め、EGCGの感染不活化活性を飛躍的に高めることに成功した。
従来技術・競合技術との比較
新規膜親和型カテキンは、ワクチンとは異なり幅広いウイルスや細菌を直接不活化。タミフル耐性インフルエンザウイルスやメチシリン耐性黄色ブドウ球菌などにも有効。皮膚刺激性、生体毒性が低く、感染症予防・治療薬としての応用が期待。
新技術の特徴
・ウイルス・細菌の直接不活化部材
・薬剤耐性型の感染症病原体に対する治療薬
・表皮・呼吸器・粘膜感染症の予防薬
想定される用途
・抗ウイルス・抗菌ハンドジェル
・抗ウイルス・抗菌マスク・フィルター
・抗ウイルス・抗菌スプレー
関連情報
・抗ウイルス、抗菌剤の共同開発希望
・外国出願特許あり
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<連携・ライセンスについて>
知的財産戦略センター 戦略企画グループ
TEL:03-5214-8477  FAX:03-5214-7626
mailtsunagu@jst.go.jp






つなぐしくみ 新技術説明会2011年1月14日(金)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
1401

半導体
ひずみ制御ソースへテロ構造による超高速CMOS技術
Source Heterostructures with Strained/Relaxed Layers for High Speed CMOS Devices
13:30〜14:00
神奈川大学 理学部 情報科学科 教授 水野 智久
http://www.info.kanagawa-u.ac.jp/~mizuno/index.html
新技術の概要
ULSI用のCMOS素子のキャリア速度をソースヘテロ端でのエネルギー差を利用して増大することが可能である。このソースヘテロ構造形成が同一の半導体のひずみの有無だけにより可能であるのが、本新技術の第一の特徴である。しかも、ひずみの有無は簡易なイオン注入法で形成できることが本新技術の第二の特徴である。
従来技術・競合技術との比較
将来の高速CMOS素子に実現には、Si以外のGe、InSbなど異種の半導体の採用や、SiーCMOSの更なる微細化によるバリスティック伝導などが検討されている。しかし、前者は旧来のSiプロセスとの整合性の問題が、後者は微細加工の困難さの問題がある。しかし、本新技術は、旧来のプロセスの応用で、CMOSの高速化が可能である。
新技術の特徴
・単一半導体上でのひずみ層/ひずみ緩和層のヘテロ端でのエネルギー差によるキャリア速度の増大効果
・ひずみ層への部分的なイオン注入法によるひずみ緩和による簡易なヘテロ構造作製
・n及びp-MOSは、それぞれ通常のSSOI及びSGOI基板で作製
想定される用途
・ロジックLSI用の高速CMOS素子
・ひずみ層の応力緩和全般
・ひずみ層/緩和層ヘテロ構造による共鳴トンネルダーオード
J-STORE掲載特許情報
・半導体素子構造の形成方法、及び半導体素子
関連情報
・外国出願特許あり

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1402

半導体
酸化亜鉛薄膜を使った紫外線センサとオゾンセンサ
ultra-violet sensor and ozone gas sensor using Ga-doped ZnO thin films
14:00〜14:30
高知工業高等専門学校 機械工学科 教授 岸本 誠一
新技術の概要
ガリウム高濃度添加酸化亜鉛薄膜は、紫外線を照射すると非常に大きな光電流を生じることから、紫外線センサや高感度オゾンガスセンサとしての可能性があり、膜状であるため製造コストが低く汎用性が高い特長をもつ。
従来技術・競合技術との比較
市販の紫外線センサやオゾンセンサに比べ、感度が非常に高く、性能、価格の点で優位にあると考えている。
新技術の特徴
・一酸化ガスや水素ガスなどの危険ガスの検知
・半導体製造関連分野における紫外線光源の光量モニタ
・人体に有害な紫外線のモニタ
想定される用途
・紫外線センサ
・産業用途で使われるオゾン殺菌における処理後の残留オゾンの検知
・変電設備やコピー機などのオゾン発生機器におけるオゾン検知

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1403

装置
真空下で基板高速搬送を実現する電気粘着保持機構の開発
Development of Electro-Adhesive Chuck for High-Speed Delivery of Wafer in Vacuum
14:30〜15:00
慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 専任講師 柿沼 康弘
http://www.ina.sd.keio.ac.jp/aoyama/index.html
新技術の概要
開発したERゲルシートは、印加電界に応じて表面の粘着性を制御することができる機能性材料である。これを真空中のウェハ保持機構に応用した。電気粘着機構を持つエンドエフェクタを開発し、真空中でのウェハの高速搬送を実現した。
従来技術・競合技術との比較
静電チャックと比較して、①電気的応答がよく、固定力が残留しない②低い印加電界で高い保持力が得られる。真空チャックと比較して、①大型の真空ポンプが不要で小型化できる②真空中でも使用できる。
新技術の特徴
・電気的に粘着性を素早くコントロールできる
・真空環境で利用できる
・電極パターンを工夫することで、絶縁体から導電体まで電気粘着効果で固定できる
想定される用途
・ウェハなどの基板や薄肉材料の固定機構
・精密機器のクラッチ・ブレーキ・ダンパ機構
・力覚提示デバイス
関連情報
・サンプル提供:要相談

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1404

センサ
誘電体散乱を利用した完全非金属製高周波電界センサ
RF Electric Field Sensor without any Conducting Materials
15:10〜15:40
秋田県産業技術総合研究センター 高度技術研究所 主任研究員 黒澤 孝裕
http://www.rdc.pref.akita.jp/
新技術の概要
高周波電磁界中に設置した誘電体からの散乱波に振幅変調を与え、これを遠方に設置したアンテナで受信し、復調することによって誘電体設置位置の電界強度を測定するセンサを開発しました。これにより、非金属製かつワイヤレスな電界センサが実現でき、複数センサの一括測定も可能としました。
従来技術・競合技術との比較
微小アンテナや光電界センサと異なり、信号伝達用の金属ケーブルや感度を確保するための金属製アンテナを用いない、低侵襲な電界センサです。また、一つの信号受信系で複数センサの一括測定が可能で、低コストで迅速な三次元電界分布を測定できます。
新技術の特徴
・完全非金属かつワイヤレスなセンサで、被測定電界を乱さない
・複数センサの一括測定により、三次元電界分布を低コストで迅速に測定可能
・UHFからミリ波帯で高感度な電界計測が可能
想定される用途
・電子機器の電磁雑音対策時の雑音源探知
・通信アンテナ周辺の電界計測
・断線、導電性異物等の非破壊検査
関連情報
・説明者所属機関にて試験測定可能

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1405

環境
極性反転パルス放電 - オゾン生成や絶縁診断への応用 -
Industrial Applications of Polarity-Reversal Pulsed Discharges - for Ozone generation and for Insulation Diagnosis -
15:40〜16:10
愛媛大学 大学院理工学研究科 電子情報工学専攻 准教授 門脇 一則
http://hv.ee.ehime-u.ac.jp/
新技術の概要
電圧の極性が急激に反転する時に引き起こされる物理を利用して、省エネルギーでストリーマ放電を引き起こすことに成功しました。この原理を利用したオゾン発生装置や、電気絶縁材料の部分放電試験装置を開発しました。
従来技術・競合技術との比較
本技術の特長は、電極間のバリア層が帯電した状態のままで極性反転することにより、低い電圧でもストリーマ放電を引き起こすことができる点です。これにより、従来技術よりも高効率な放電処理を実現します。
新技術の特徴
・低い電圧でも大気圧放電(プラズマ)の形成が可能
・無電極化が可能
・数十ナノ秒から数マイクロ秒の範囲でパルス幅が可変
想定される用途
・オゾン発生装置
・VOCガス分解装置
・電気絶縁材料の耐インバータサージ性能評価装置
J-STORE掲載特許情報
・放電発生装置

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1406

エネルギー
対強風性を重視した高効率自律失速制御型小型風力発電機システム
Strong wind tolerance, autonomous stall control and high effeciency type micro wind-turbine
16:10〜16:40
琉球大学 工学部 情報工学科 教授 玉城 史朗
http://www.neo.ie.u-ryukyu.ac.jp
新技術の概要
風速20m/s以上でも運転可能な小型風力発電システムを開発した。本発電システムは、風速が増大し回転が増すと、回転遠心力の作用で自律的に失速制御を行う機構を有する。さらに、過回転を抑制するための多段ブレーキシステムとICTによる遠隔制御システムを装備しているため安全性に優れている。
従来技術・競合技術との比較
これまでの小型風力発電機では実現例が少ない強風域特化型風力発電システムの研究・開発を行った。本システムは、バネを用いた自律的失速制御機構であるため、従来型に比較して安価で、また、メンテナンスの面で非常に優位である。
新技術の特徴
・強風域でも運転が可能であるためエネルギー回収効率が高い
・過回転防止のための自律型ピッチ角制御方式であるため安全性が高い
・ICTを活用した運転管理と緊急時停止装置を内蔵するフェルセーフ装置を実装
想定される用途
・島嶼地域に適した風力発電システム
・農業用ハイブリッド発電システム
・小型集合型発電システム
関連情報
・映像等

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1407

エネルギー
高プロトン伝導性・高ガスバリア性を有する中温型燃料電池用電解質膜
Novel electrolytes for intermediate-temperature PEM fuel cells
16:40〜17:10
名古屋工業大学 大学院工学研究科 未来材料創成工学専攻 教授 春日 敏宏
http://nitzy.mse.nitech.ac.jp/~kasugalab/index.html
新技術の概要
次世代の低中温型燃料電池に適用可能な新規有機無機ハイブリッド型電解質膜材料を開発した。新しいプロトン伝導機構を有するため、室温〜150℃の広い範囲で高いプロトン伝導性を示すと同時に、容易に高ガスバリアー性の柔軟性あるフィルム化が可能でありMEA適正も高い。
従来技術・競合技術との比較
中温型燃料電池用電解質材料に必要な以下の要件を同時に充たす材料の報告はなく、従来例に比べて実用性が高い。
①無加湿条件下、低中温の幅広い温度でプロトン伝導性が高い ②水素ガスバリア性が高い ③MEA化適正が高い ④化学的安定性が高い
新技術の特徴
・室温〜150℃の幅広い温度範囲で無加湿で高いプロトン伝導性を示す
・ガスバリア性が高い(市販の燃料電池に使用されているナフィオンより一桁高い)
・柔軟性あるフィルム化が可能
・化学的安定性が高い
・簡単なプロセスで合成可能
想定される用途
・無加湿、中温型燃料電池用電解質
・水素センサー
・プロトンポンプ
J-STORE掲載特許情報
・プロトン伝導体

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<連携・ライセンスについて>
知的財産戦略センター 戦略企画グループ
TEL:03-5214-8477  FAX:03-5214-7626
mailtsunagu@jst.go.jp