コラボ産学官 新技術説明会
【9】 13:40-14:00
木タールから導電性炭素材料の創生
北見工業大学 工学部 化学システム工学科
教授吉田 孝
北海道の木炭製造(森林産業)から副生する木タールは、地域環境悪化の一因となっている。この木タールを原料にして中間体として木タールピッチを作成し、その粉末を800℃、続いて2000℃で焼成し導電性を示す新しいバイオマス由来炭素材料を開発した。
従来技術・競合技術との比較
従来の、例えばリチウム電池負極用の工業用炭素材料は、カーボンブラックなど炭素繊維を原料にしている。これは気相成長法あるいは化石資源であるコールタールなどから炭素結晶(縮合芳香環構造)を多く含む部分を抽出し高温焼成により製造した炭素繊維を原料にしている。私どもの方法は北海道の再生産可能な木材の、しかも副生成物であり、アモルファスな木タールを原料にこれまであまり報告されていないバイオマス炭素が導電性を示すことを見出した結果であり、北海道の環境保全、資源有効活用にも寄与できる技術である。
技術の特徴
本法は、製造方法が極めて簡便である。北海道の森林産業の副生成物を原料に新しい製品を生み出す技術であり、北海道のゼロエミッション型の産業基盤の整備に貢献できる。
高い導電性は、バイオマス炭素材料表面の結晶化に由来していることをX線スペクトルから推定した。
炭素結晶化の機構および内部までの結晶化について検討中である。
想定される用途
リチウム電池負極用炭素
燃料電池用電極
など
技術内容・ライセンスについて
コラボ産学官
tel. 03-5696-9425 jimu@collabosgk.com
http://www.collabosgk.com
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