岩手大学との連携による 新技術説明会
プログラム一覧
1
10:45 〜11:10
ザゼンソウ型温度制御アルゴリズムの先端的産業応用
農学部附属 寒冷バイオシステム研究センター
助教授 伊藤 菊一
http://www.iwate-u.ac.jp/coe/kikuito.html
技術の概要

我が国の寒冷地に自生するザゼンソウは、氷点下を含む外気温の変動にも関わらずその体温を20℃内外に維持できる“恒温植物”である。本技術はザゼンソウ型温度制御アルゴリズムおよび同理論により動作する制御デバイスを提供するものである。

従来技術・競合技術との比較

これまで、生物が有する温度制御理論により動作するデバイスの開発例はない。本技術は、世界初の“生物原理に基づく温度制御システム”である。外乱に対する制御安定性が極めて高い。

技術の特徴
本技術の最大の特徴は、圧倒的にシンプルな制御回路から優れた動作特性が得られる点である。
想定される要素
半導体製造過程における精密温度管理、および、各種工業機器・装置における温度制御プロセスなど
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2
11:10 〜11:35
植物に含まれるCa2+シグナル伝達阻害物質
農学部 農業生命科学科 食品健康科学講座
助教授 木村 賢一
http://www.iwate-u.ac.jp/index-j.html
技術の概要

生命において重要なCa2+シグナル伝達に関わる遺伝子変異酵母に作用する物質を、ウドやセリ科野菜、及びモクレンから見出した。それらは、Ca2+シグナル伝達亢進に関わる各種生活習慣病の予防や治療に利用できる可能性がある。

従来技術・競合技術との比較

生物活性の検出に用いた系は、人との遺伝子の相同性が明らかで、扱いも容易な酵母であり、Ca2+シグナル伝達経路のいずれかに作用する物質が、酵母の生育という表現型で検出されるため、毒性が少なく人でも有効である可能性が高い。

技術の特徴
ウドからの活性物質FalcarindiolとDehydrofalcarindiol
モクレンからの活性物質BurchellinとFutoenone
想定される要素
機能性食品としての開発
サプリメントとしての開発
医薬品の母核としての利用
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3
11:35 〜12:00
昆虫生産物を利用した細胞増殖制御剤の開発
農学部  農業生命科学科
教授 鈴木 幸一
http://www.iwate-u.ac.jp/coe/wnlist.html
技術の概要

本願発明は、昆虫生産物またはその関連化合物から新規の生理活性物質を同定し、遺伝子を決定している。その中に、細胞増殖休止活性、免疫賦活活性、神経伝達遮断活性を有する医薬品候補のリード化合物を提供する。

従来技術・競合技術との比較

本願発明は、新規の構造か遺伝子であり、または発表済みの構造でも新規の機能性であることから、追従を許さず従来にない医薬品候補のリード化合物を提案する。

技術の特徴
わが国のオリジナルな生理活性物質であり、科学技術的には昆虫バイオセラピーとしての新分野を目指している。
想定される要素
細胞増殖休止剤、免疫賦活剤、神経遮断剤または鎮静剤を目指した医薬品候補リード化合物の開発である。
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4
13:50 〜14:15
次世代プリント配線基盤の製造技術
工学部長 森 邦夫
技術の概要

エポキシ樹脂基板と機能性トリアジンジチオール溶液に浸漬して、エポキシ樹脂基板表面にジチオールトリアジニル基を結合させる。これにマスクをかけ、紫外線を照射(露光)して配線模様を描写する。配線模様が描写されたエポキシ樹脂基板を無電解金属めっき液に浸漬すると、エポキシ樹脂基板に金属配線模様が現れる。

従来技術・競合技術との比較

従来のプリント配線基盤はエポキシ樹脂基板に銅箔を接着し、ホトレジスト塗布、露光、現像、エチッグ、レジスト剥離を行って配線模様が得られる。その後スルホールを開け、めっきして出来上がる。

技術の特徴
高い競争力:低コスト製造設備で工程数が少なく安価な製造技術
広範な応用範囲:電子素子、軽量複合体、気密封止部品など多様な応用分野
銅箔を使用しない
スルホールめっき中に配線模様が得られる。
ハウジングなどの立体構造体の配線に有効である。
金属、樹脂及びセラミックス基板に可能
想定される要素
各種プリント配線基板
配線印字ハウジング
有機トランジスタ、有機抵抗体、有機コンデンサー、有機ダイオード
電磁波シールド材料、軽量複合材料、気密封止部品、液晶用材料
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5
14:15 〜14:40
化学的手法による樹脂金型の製造技術
工学部長 森 邦夫
技術の概要

母型型は機能性トリアジンジチオール溶液、SnCl2活性化溶液及びPdCl2触媒溶液に浸漬後、無電解ニッケル鍍金して導電化後、電気鍍金して電鋳型を作製する。一方金属粉は機能性トリアジンジチオール溶液で表面処理後、エポキシ組成物を混合して金属/樹脂複合ペーストを調製する。電鋳型に金属/樹脂複合ペーストを注入し、加熱すると樹脂用金型が得られる。

従来技術・競合技術との比較

従来から、金型は機械加工技術者や金属加工技術者により機械的な単位操作の組合せにより作製されている。本願の金型は化学的な単位操作の組合せにより作製することが基本的に異なる。金型技術への化学的手法の導入は多くの特徴ある金型技術を提供する。

技術の特徴
高い競争力:迅速、安価で高精度の金型の製造技術
複雑表面形状用金型:ミクロンオーダーの形状を金型表面に導入することが出来る
コピー金型:同一形状をコピーするのに有効である
1日で製造可能
3万ショット以上実現
樹脂の流動良好
昜離型性:リサイクル可能
軽量:従来の半分以下の重量
想定される要素
各種樹脂金型
短小軽薄プラスチック部品用金型
多数個取りプレス金型
機能性レンズ金型
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6
15:00 〜15:25
高耐磨耗性、高耐食性を有する金型用非磁性CoCrMo合金
工学部  福祉システム工学科
助教授 野村 直之
http://www.wel.iwate-u.ac.jp/chiba/
技術の概要

金型用金属材料として必要な、離型性、耐磨耗特性、耐食性に優れ、かつ塑性加工特性に優れたCoCrMo合金。非磁性合金であるので、例えば磁性を有した材料のプレス成形用金型としての応用も可能である。加えてリサイクル性にも優れている。

従来技術・競合技術との比較

CoCrMo合金表面は緻密で堅固な不働態皮膜が形成されているため、耐食性に優れるだけではなく、離型性能が高い。耐磨耗特性にも優れているので、使用寿命にも優れた金型の製造が可能である。

技術の特徴
表面に形成される酸化皮膜を利用することにより離型特性に優れた金型の製造が可能。
相手材がアルミナなどのセラミックスであっても相手材を磨耗させず、かつ自身も磨耗し難い。
強酸の環境においてもほとんど腐食しない。
非磁性であるので、鉄系粉体のプレス金型として使用しても被加工物の付着などの問題がない。
想定される要素
金型。
腐食環境で使用可能な高耐食性材料。
生体用金属材料。
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7
15:25 〜15:50
暗号化鍵の空間を拡張するアルゴリズム

情報メディアセンター 情報処理部門
助教授 吉田 等明

http://kilkhor.cc.iwate-u.ac.jp/
技術の概要

ストリーム暗号の安全性を高めるアルゴリズムです。本アルゴリズムの使用によって、良い性質を持つ乱数列を使い捨てにすることが可能です。

従来技術・競合技術との比較

従来の我々のCNN Cipher(カオス・ニューラルネットワークを用いた暗号系)と比較して、安全性、実装の容易さの点で大きなメリットがあります。

技術の特徴
シンプルかつ高速なアルゴリズムです
ストリーム暗号を安全化します
良い性質を持つ乱数系列を,いくらでも作り出せます
想定される要素
ストリーム暗号を用いた製品への実装
一般的な暗号化エンジンへの実装
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8
15:50 〜16:15
一つの撮像素子で全視野を撮像する、
単一な視点を持つカプセル化される球面画像視覚センサー
工学部 情報システム工学科
助教授 李 仕剛
http://cv.lk.cis.iwate-u.ac.jp/
技術の概要

全天周の視野を二つの半球に分け、その二つの半球画像を光学的に融合し、単一視点を持つ全天周画像を得ることができる。その際に各半球の光学レンズの歪補正、左右半球の相対姿勢の推定が必要である。本技術はその装置の仕組みと校正方法について述べる。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、全天周視野を獲得するために、複数のカメラを用いている。反射ミラーを用いた全方位視覚センサは一台のカメラを用いているが、ほぼ半球視野しか撮像できない。現在、1台のカメラによる一回撮像で全天周視野の画像を撮像できる装置がまだ存在していない。

技術の特徴
1台のカメラによる一回撮像で全天周視野球面画像を撮像できる
シームレスな球面画像を獲得できる
動的な環境を実時間で視覚監視できる
想定される要素
全天周球面画像内視鏡の実現
車両などの移動体の視覚監視
救援ロボットなどの視覚センサ
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9
16:15 〜16:40
GPSと無線LANを併用した防災地図情報通信システム
工学部 技術室
技術専門職員 栗田 宏明
技術の概要

災害発生時に、災害の発生場所や規模などの情報を逸早く収集することが、災害を最小限に食い止める鍵となります。無線LANで繋いだパソコンの電子地図上に、被災状況を図形や文字等で表示すると同時に、他方のパソコンに送ります。地図情報は双方のパソコンから加筆修正ができます。

従来技術・競合技術との比較

個々のパソコン上に電子地図を表示し、図形や文字などの情報の他にGPSによる位置情報を表示するものはあります。無線LANでパソコン同士を繋ぎ、双方のパソコンから図形や文字などの情報を共有し、加筆修正ができること。それぞれのパソコンで、加筆修正した日時の記録を残しておけることがこの技術の新しいところです。

技術の特徴
無線LANを用いてパソコン同士を繋ぎ、双方のパソコンから電子地図上に加筆修正ができます。
加筆修正した日時などの記録を双方のパソコンに残すことができます。
GPSを搭載し、部署位置を双方のパソコンに同時に表示することができます。
想定される要素
災害時の情報収集と対策.および防災
水道、電気、ガスなどのライフラインの保守管理
観光や学校教育
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10
16:40 〜17:05
廃棄貝殻と光触媒酸化チタンによる環境浄化
人文社会科学部 環境科学
教授 河田 裕樹
技術の概要

牡蛎、ホタテ等の貝殻微粉末と酸化チタンさらにバインダーとして粘土、より多孔質性を高めるために活性炭粉末、木材チップの組み合わせたものを形成し、850℃前後で焼成することにより効率的に環境有害化学物質の分解・除去を達成するものである。

従来技術・競合技術との比較

環境浄化で、酸化チタンを用いた製品や貝殻を用いたものは数多く見受けられるが、これらを融合した実用化製品はない。従来の技術に置いては、酸化チタンと貝殻を結びつけるためのバインダーと、形成・焼成による酸化チタンの光触媒機能を充分に発揮できない等の問題がある。

技術の特徴
多孔質で軽量の、しかも常に酸化チタンが表面に露出するものが得られ、酸化チタンと貝殻との相乗効果が発揮できる。
850℃という焼成温度は光触媒機能を損なうことのない温度である。
貝殻、粘土混合物の素焼きに、低温釉薬に酸化チタンを加え二次焼成することで、光触媒機能は発揮できる。
想定される要素
産業廃棄物中の有害化学物質の太陽光による分解・除去
室内における壁材
用水路における残留農薬の分解・除去
室内空間における空気清浄
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展示
 地域産業イノベーションの展示において、モデル大学・高専の第1位として評価(平成17年3月 (財)機械振興協会経済研究所調査)されている岩手大学の産学官連携や地域連携活動をパネル等により紹介するとともに、平成15年度産学官連携功労者表彰(経済産業大臣表彰)を受賞し、全国でもっとも活発な産学官連携組織である岩手ネットワークシステム(INS)等の活動について、パネルやパンフレットで紹介します。
  さらに、岩手県内の研究機関の最新の研究シーズ210件(岩手大学167件、岩手県立大学39件、一関工業高等専門学校2件、岩手工業技術センター2件)について、写真等を使ってわかりやすく表現したシーズ集を無料頒布します。
17:30 〜19:00
情報交換会(会費 2,000円
発表者を始め、産学連携担当教員、コーディネータなどが多数参加しますので、グラスを片手に日ごろ悩んでいることなどについてお気軽にご相談下さい。
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キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会
New Technology Presentation Meetings!

技術内容・ライセンスについて
岩手大学 地域連携推進センター
TEL 019-621-6684
E-mail ccrd-ad@iwate-u.ac.jp
URL http://www.ccrd.iwate-u.ac.jp